Voice No.001
ZECK 様
車種:ランボルギーニムルシエラゴ
写真集 40P
自分が今まで車を乗り継いできて
ふと気がついた時に、乗ってきた車の名前だけはしっかり覚えているけれど
それ以外のことは記憶から無くなっていく。
勿論、市販車だから同じ自分が乗っていた同じ色、同じ内装の車を
日常の中で見ることはあるんだけれども、
その瞬間に何かを思い出すことはない。
写真というものに投影しておくことで思い出が、後で写真を見た時にリメンバーされる。
自分が実際に座った、運転した、所有して・・
例えば、ここちょっとぶつけちゃったとか、ここの色を変えたな・・とか・・
ウインカーレンズをオレンジからホワイトに変えたんだよ・・とか
そういうちょっとした拘りの部分が、自分の段々薄れていった記憶の中から
写真を見た瞬間に浮かんでくるんだよね。
僕も、自分自身でも沢山写真は撮っているけれど、
自分で撮った写真はその時のスナップでしかない。
結婚式でも同じだけど、メモリアルとしてプロに撮ってもらった写真だからこそ、
見た瞬間に、ありとあらゆる思い出がよみがえってくるんだと思う。
車にも出会いがあって別れがある。
アルバム(写真集)はそれを思い出させてくれるよね。
きっかけは、ランボルギーニディーラーのサーキットイベントに参加した時に
オフィシャル写真を撮っていた悠佑君の写真を見たのだけれど、
その時に、車を撮っているのに無機質な写真ではなく、
有機質的で生き物を撮っているような写り方が自分の中ではすごく印象に残った。
それはきっと車だけではなくて、後ろに写り込む景色や色彩、シュチュエーションがとても計算されていて
単純に写真というよりもアートだと感じられる事が、自分の感性ともリンクしていてとても魅力。
自分の思い入れのある街、自分がこの車で行った場所、
そういう所を選んで撮影をしてもらったんだけど、
悠佑くんのコミュニケーションの中で
「こういうふうにしてほしいな」といった拘りが強い部分も
柔軟に受け入れて貰った上で更に、それならこういうふうにしたらどうですか?
という提案も貰う形で、非常に嬉しかった。
正直、普段仕事もあって忙しいので、元々は撮影時間は短めにと思っていたんだけれども
悠佑くんが撮影をしているのに、気がつけば自分もすごく楽しくなってきてしまって、
あそこでも撮って貰いたい、こんな風に撮って貰いたいといった想いが出てきて
撮影をする過程も非常に楽しむことができた。
恐らく最初、撮影に同行するのが面倒かも・・・っと、思うと思うけれど、
気がつけばあっという間に長時間撮影をしていて
後から思えば、時間の制限を決めていないからこそ、満足がいく所で納得して
1日の撮影を終えることができるので撮影の方法はとてもいいと思う。
逆に短時間でも満足度が得られればそれでいいわけだしね。
この撮影日の楽しさは体感しないとわからないと思う。
撮影を体感して、更に撮影日から写真集ができるまでの間の期待感を考えれば、
この値段は決して高くは無い値段だと思うよ。
だから、何冊も作っちゃったんだろうね・・笑
同じ車でも作りたくなっちゃうもんね。